副露(鳴き・フーロ)してみる

鳴くとは

自分の欲しい牌が他家から捨てられた時、宣言することで自分の面子として使う事ができます。
副露(鳴き・フーロ)にはポンチーカンの3種類あります。
鳴くタイミングは非常に難しい事もあり、初心者はまず鳴かずに役を作るといいかもしれません。

メリット・デメリット

メリット
・「あがる」までのスピードが早くなる

デメリット
・リーチが出来なくなります。
・役によっては安手になったり、成立しなくなる役もあります。
・手牌が少なくなり見せる牌が多くなるので、振込みやすく、振り込まれにくくなります。

用語整理

自分から見て、左側の席 上家(かみちゃ) 鳴いたとき左側の牌を横にする
自分から見て、右側の席 下家(しもちゃ) 鳴いたとき右側の牌を横にする
自分から見て、正面の席 対面(といめん) 鳴いたとき中央の牌を横にする

ポン

自分の欲しい牌が他家から捨てられた時、その牌を使って刻子を作る事を言います。
誰からでも「ポン」と宣言することで、使用することができます。
宣言した後、手牌を13枚にするために1枚を場に切ります。

 

チー

自分の欲しい牌が上家から捨てられた時、その牌を使って順子を作る事を言います。
上家からのみ「チー」と宣言して、使用することができます。
宣言した後、手牌を13枚にするために1枚を場に切ります。

 

カン

カンは宣言することで、カンとして扱われます。宣言のない場合、カンとして扱いません。
カンには暗カン明カンの2種類あります。
誰かから「カン」と宣言して使用する場合は「明カン」となり、自分で4枚揃えた場合は「暗カン」となります。
前者の場合は副露となりますが、後者は副露とは扱われません。

暗カン(自分で4枚集めてカンした場合)は以下のようになります。

大明槓(ダイミンカン・明カン・自分で3枚集めて、1つを他家からカンした場合)は以下のようになります。

加槓(カカン・明カン・ポンした後、最後の1枚を自分でツモった場合)は以下のようになります。

 

カン後は王牌(ワンパイ)にある嶺上牌(リンシャンハイ)から1枚ツモります。
その後、槓ドラをめくります。(ドラが1枚増えます)
ツモった時、カンや和了出来る場合、それを行う事ができます。なければ下家へ。

ちなみにカンの場合、宣言した後は手牌が1回に付き1枚増えます。
カンには上限があり、1人で4回した場合を除き4回行われると流局扱いになります。
また王牌は14枚確定の為、カンした後は海底牌(最後の牌)も1つずつズレます。(図参照)

 

1回目のカンする直前                               1回目のカンする直後

槓する度に嶺上牌を赤矢印の順に取る。
槓する度にドラ牌を赤矢印の順にひっくり返す。
槓する度に海底牌が赤矢印の順に変わっていく。